元国立保健医療科学院口腔保健部部長で、鶴見大学歯学部探索歯学講座教授の花田信弘先生が、4月20日に放送されたNHKのテレビ番組『朝イチ』で、「口腔ケアは重症化を予防し、ウイルス感染による肺炎に続いて起こる、免疫力低下による細菌性肺炎のリスクを低下させる」と話され、さらに、Facebookにて、次のような画像を公開されました。
画像の出典はOur World in Dataが作製したビデオということです。とても説得力があるので、一部を抜粋して、画像と解説を掲載させていただきます。
【解説】
① はじめはウイルス性肺炎との戦いである。
② ところがウイルスに対する免疫力が暴発し、肺の細胞がダメージを受けて、細菌性肺炎を起こしやすくなる。
③ むし歯・歯周病の治療と歯みがき・舌磨きをしなければ、細菌性肺炎を続発する。
④ 数千単位で細菌が急速に増加して免疫システムを圧倒して重症化する。
⑤ やがてバクテリアが血液に入り体を蹂躙 (じゅうりん)する。この状態になると死の可能性が非常に高くなる。
いかがでしょうか。口腔内の細菌を少なくすることで、新型コロナウイルスに感染しても肺炎の重症化を予防することができるというのです。
私たちも3蜜をできるだけ作らないようにしながら、口腔ケアをさせていただいていくように頑張りたいと思います。
*緊急事態宣言発出中は、口腔ケアを含めた予防処置を中断しています。解除された後は、全力で頑張っていきたいと思っています。